レモン発電所

檸檬は退屈な世を破壊する爆弾也

愚かしい民意優先派、外国礼賛主義者が増えつつある日本を憂いて

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<オリンピックを控えた東京渋谷スペイン坂上辺り>

 

 

現代は個人の発信が容易になったことによって、現実社会じゃまたとお目に掛かれないような愚かしい発言をよく目にします。

Twitter、5ちゃんねるなどが顕著な例ですが、そういった匿名性を傘にきた発言を国会で大真面目に取り上げる阿保も現れる始末です。。。

そんな物を取り上げるのは、論文を書くときにWikipediaを参照するが如く愚かしいことです。

表面上は正しい様に見える、その実軽薄な発言を深く考えもせずあたかも自分が考えたかの様に同調する衆愚。大変に目に余ります。

 

 

本題についてですが、健全に社会を維持するために公共の利益の重視が大切であるということは多くの方が同意するところかと思います。

なぜなら人間は社会を築くことでしか生活できないからです。

公共の利益を重視するという点で世界各国は共通の目標を持っているのですが、政体ごとに実現する手段というのは、異なるという点が面白いです。

民主制、貴族制、王政などもそうですが、ここでは個人の手段について書きたいと思います。

 

 

大別して二つ。

第一は、主題にもある様に民意優先派です。主権国民であるから、国民の意を反映させながら公共に利益を達成するべきである。と考える人達です。

一見大いに正しい様に思えます。

第二に、公益優先派です。公益こそが何よりも重視されるべきと考える人々で、民意の反映が必ずしも公益の向上に繋がるわけではないという考えです。

米国の二大政党に通じるものがあるかもしれません。前者が民主党、後者が共和党です。

 

 

実際問題としてこの二つに分けることは不可能で、そうはいかないのも現実です。

今一度レスプブリカというものを考えてみるときではないでしょうか。

オリエントより遥かに遅れた古代ローマアテネといった蛮族ですら今の日本人からしてみれば思慮深く見えることも仕方がないことです。

どちらが良いというわけではなくバランスが重要です。しかし現代日本は民意優先、行き過ぎた合理主義によりバランスが崩壊していると言わざるを得ない状況に思えます。

 

 

米国がグローバルスタンダードであるかの如く無知な連中が声を揃えて海外の価値観の崇高さを声高々に熱弁しますが、それこそ地域に根付いた価値観というものをまるきり無視して全く多様性を軽んじていて、足を引っ張ることしか出来ぬ能無しと言わざるを得ません。

そもそも建国間もない、熟慮もされていない様な浅い文化しか持たない国がスタンダードを自称する事がおこがましいです。

欧州の人間も同様のことを考えているでしょう。

彼らもまた新参者ではありますが。。。

 

 

勿論他国の価値観で優れた部分を取り入れる事は重要です。しかし何でもかんでも見習えといった声だけは大きいまともに教育も受けていない愚か者のせいで野蛮な風習を取り入れ、固有の文化や価値観が失われているのは大変嘆かわしい事です。

 

 

民意を最重視すべきではないことは、ナチスの例が代表する様に様々な歴史により証明されています。

 

 

歴史には度々先見性に富む人物が生まれます。先見性に富むがゆえ、何をすべきかは理解できる。しかし認識しただけではただの知識人です。

理解したことを強烈に押し進めるには、権力が必要です。マキャベリも「武器を持たぬ預言者は自滅する」と言っています。

こうした革新的な人物が生まれようとも現代はこうした人物が、改革を行う為の構造がそもそも存在しません。仲間を集めて議席を取るという手段もありますが、多くの場合人間は愚かなので、またそういった愚かな人間ほど保守的(ここでいう保守的は古いものに意味もなく固執する意味)なので、大胆な改革など不可能に近いでしょう。

結果、毒にも薬にもならない様な平凡な人間が国政を動かすことになるのです。

そしてカッサンドラの様にジリ貧になっていくのです。

この点について考え続ける事が大切です。

 

 

 

日本人に足りぬものとして、愛国心が挙げられると思います。外国礼賛主義者たちも、この点を見習えと叫ばぬあたりおかしなものです。なぜなら多くの国で、自分の生まれた国を愛するのは当然だからです。まぁこうした頓珍漢な輩は単純に日本社会からあぶれた自分を正当化するために日本という括りで非難する事で自己防衛しているのかもしれませんが。また日本人ではないのかもしれませんが、、、

 

 

日本なんて豊かで、はっきり言うと、ぬるま湯としか言えない国で通用しない人間は他国に移住しても足を引っ張るだけだと思いますが、未だに移住すれば世界や自分が変わると信じて疑わない人間の多いことに日本が如何にガラパゴスかを知る事ができます。

 

 

そうした誤った思想を持たぬために学生のうちに留学の一つや二つは行くべきです。

旅行でも良いので家から出て現実を知って欲しいです。駐在人、正規留学者からしたら全くもって恥ずべき存在で、現地人からしても目障りなワーキングホリデー如き下等な手段でも出ないよりはマシです。

 

 

 

グローバルという名の世界の均一化の推奨。何か絶対的に正しい価値観があるのではないかという思い込み。こうした幼稚な考えは小学生のうちに卒業してもらいたいものです。。。

 

言葉について

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天橋立にて与謝野夫妻文学碑>

 

 

「全ての人間は生まれながらにして平等である」

「我々は海岸で戦う」

「国が自分のために何をしてくれるかだけではなく、自分が国のために何ができるのかを問おうではないか」

「私には夢がある」

これらの有名な演説は、多くの人々の胸を打ち世界を変えて来ました。

言葉の力は時を超え、国境を越え得る偉大な力を秘めています。

 

 

米国の政治家デュバル・パトリックは「よりよい世界への展望と見えざるものへの信頼を持って、心の奥底より発せられた、確信に満ちた適切な言葉は、行動を呼び起こすことができる」と言います。

二〇〇八年ミルウォーキーでのバラク・オバマも演説で同様の演説を行っています。

 

 

現代は個人が容易に世に考えを訴えることが可能となりました。

しがないブログ書きの私も言葉が持つ力の大切さを忘れない様にしたいです。

 

 

画像の様な文学碑は日本全国そこら中に建てられていて、旅行に行くと大変勉強になり、取り敢えず名前だけは大変覚えられます。いつか偉大な言葉たちを読み尽くしたいものです。。。

生存報告

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<金沢の街角にて>

 

 

お久しぶりです。。。

更新していませんでしたが、取り敢えず生きています。

三日坊主では断じてありません(笑)

主に日本国内だけではありますが、少々旅行に出かけていました。今年の夏は画像の金沢も含め、福井、岐阜、富山、長野、広島、京都、山口、福岡、佐賀、熊本、鹿児島、宮崎とぐるぐる回って来ました。全国制覇残すところ九県といったところです。

 

 

やはり旅はいいですねえ。

近年旅行というと、どうしても海外に目を向ける方が散見されるかと思われますが、いやはや日本は広いです。街並みは似ている様で、縦に長い国土の特性上意外にも、植生、都市計画、文化などに多様性が存在しています。灯台下暗し。

 

 

日本を知らずして海外を語ることなかれ。と言った感じで取り敢えず全都道府県制覇を目指しています。その次は五十カ国制覇です。

先は長い。。。

 

 

旅の良さはやはり百聞は一見にしかずという部分も大きいですし、自分の興味外の物をふとした機会に知れて見聞が広がることも大変大きいです。

しかし自分の中で最大の効用として、読書が捗る点が挙げられます。

気分転換の容易さというのもありますが、此度の旅行は基本的に18切符頼みでしたので、移動時間の多いこと多いこと。それを見越して結構本を持って行ったので、中々積み本を消化できました。

 

 

 

どうでもいいですが、脆弱な肥薩線が雨で止まった際にヒッチハイクして乗せて下さった方から『Romanticが止まらない』で有名なC-C-Bの名前の略がCoconut Boysの略ということを教えていただきました。いや旅はやはりいいですねえ。。。

 

 

 

 

鬱病について

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フロイト先生>

 

 

 

心的な圧力を大きく受けた時、屡々人々が陥ってしまうのが鬱病です。

間違いなく現代の大きな問題の一つだと思います。

 

 

上司、同僚、同級生、ママ友など誰でも良いですが、これらの様な身近な人間に攻撃欲の強い人間が混じっていた場合、貴方の心的ストレスは相当なものがあると想像できますし、長い学生生活の中でそうした争いを好む人間について、私も大いに記憶するところですあります。

 

 

そうした場合、屡々その様な被害者が、自己防衛として行ってしまうのが、「置き換え」です。

自分が支配され、振りかざされている攻撃による不安、恐怖を自分より弱い他者へ転換することによって克服しようと言う心的な働きです。

 

かの有名なフロイトの娘のアンナ・フロイトが「攻撃者との同一視」と呼んだメカニズムである。子供が自分に不安を与える存在の属性を取り入れることで、不安を処理する。その属性を模倣し、恐怖を与えるものに変わって行くのである。と自身の研究『自我と防衛』で示しています。

蛙の子は蛙と言うのは、こうした側面から言われるところが大きいのかもしれません。

 

屡々攻撃対象として選ばれるのは、自分に自信が持てず自己表現が出来ない弱者である。こうした傾向が強い場合、周りに弱者を探すことは難しいと考えらます。

そうした「置き換え」が困難な場合、反転させ自分を攻撃するしか無く。こうした結果、鬱病になることがあります。

 

 

そうしたことについてフロイトは「彼らの敵意を直接示すわけにはいかないので、自ら病気になって、その病気を通じて愛するものを苦しめるのである。患者の感情障害を引き起こす相手、彼らの病気が目指す相手は普通患者の身辺にいる」と『喪とメランコリー』の中で分析しています。

自己処罰という回り道を使って他者を攻撃しているというのです。

 

 

私の周りに鬱病はいないし、患者の現状もよく知らないというのが本音です。しかし、この視点は面白いと思います。勿論一番厄介なのは攻撃的な人間ですが、自分を持って主張できない人間に屡々反感を持ってしまう私です。攻撃されないためにも厚く保護するのではなく強く育てる教育が必要と感じます。。。

太陽が照れば塵も輝く

 

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<富士山頂上にて>



 

太陽が照れば塵も輝く。

これはゲーテの言葉ですが、どの様な文脈で使われたかは、第三者が編集した格言集から抜粋したので知りません。しかし良い言葉だと思います。

 

 

ゲーテは屡々矛盾した事を言っています。いや正反対のことが言える事を示しているのかもしれません。

 

 

塵の様な私を輝かせてくれる太陽の様な人間に出会えます様に。。。

なぜ日本人は落合博満が嫌いか?

 

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燃えよドラゴンズ!

 

 

私は名古屋出身で、全盛期と呼ばれる落合政権時代の中日を球場で見ていた世代です。また野球から興味を失って久しいですが、当時は本当に熱狂していた様な気がします。アライバコンビに福留、和田、ウッズ、川上なんかは今でも強烈に印象に残っていて、サインもいまだに飾っているくらいです。何故当時あれだけハマっていたかというと、ひとえに言って強かったの一言に尽きると思います。

 

 

小学生の身からしたら仕方の無い事ではありますが、監督の事など選手に比べ注目していなかったです。しかし、いつも不思議に思っていたのが、何故みんな落合監督の事が嫌いなのだろうか?という事です。

 

 

本タイトルは、同名の本をテリー伊藤氏が書いていたのを図書館で見かけ、懐かしさの余り書いてしまった次第であります。因みに私はテリー氏はあまり好きではありません。

 

 

それは置いておきまして、まず監督時代の成績ですが、日本一1回、リーグ優勝4回、2位3回、3位1回です。監督として文句無しの成績と言えるでしょう。

 

 

素晴らしい成績を収めているのに何故嫌われているか?

当時私の周りにも落合嫌いは大勢いました。必ず取り上げられるのが、2007年日シリにおける完全試合目前の継投でしょう。この点においては私もややどうかと感じますが、落合監督の「あそこで負けるわけにはいかなかった。自分が最善と思う采配をしたまでだ。」という言い分も分からないわけではありません。

テリー氏はこう分析します。落合は勝つ事以外のファンサービスの軽視、マスコミ冷遇による偏重記事。そして一番大きな点として日本人の幼稚化を挙げています。

 

 

テリー氏の言う幼稚化とはどの様なことかというと、食べ物はコンビニとハンバーガー、洋服は20を過ぎても10代と変わらずファストファッションで揃える。音楽も映画も小説も漫画も説明的でわかりやすいものが求められていく。話題になれば皆が食いつき自分の頭で良し悪しを区別することを避けて生きている。

そんな中、落合監督は、群れず、媚びず、黙って信念を貫く。不気味なほど寡黙に勝負して勝つ。

山井の采配や、WBCへの派遣問題、選手のトレードに関してもそうですが、兎に角本人が良いと思った事を断行する。そしてそこに説明は無い。この分かりにくい態度こそ一番の理由で、真意を汲み取ることの出来ない日本人の幼稚さを大きく取り上げています。

パスカルがパンセの中で謳った事は今や昔。。。

 

 

上記の批評は手放しに賛成するものでもありませんが、現に日本人という集団の中では落合監督は評価されない。いや出来ない。この点は大きな問題かと思います。

 

 

古き良き日本の迸るパワーを現代日本は熱苦しいだとか、古臭いだとか一顧もせず切り捨てる風潮が存在する気がします。私はまだ若いです。古き良き日本像は伝え聞いたものでしかありません。ですが、私は日本人が阿呆になっているのは間違いないと確信を持って言えます。情報化の時代にあって目立たなかった阿呆が目立つ様になったというのも勿論あると思います。

 

 

話は飛躍しますが、日本人は戦前と聞くと、正当な判断を下せないことも多いかもしれません。しかし偉大なる国家の一つであったと言う事実は変わりません。当時の国際社会全体で現代的価値観に立つと間違った風潮も見受けられることは間違いありませんが。見直せる部分は見直すべきかと思います。

このままでは日本人は大切な何かを失うこととなるでしょう。。。

 

 

この間のW杯ポーランド戦の的外れで、無知なパス回し批判に通ずるものがあると感じます。日本人の性格の変化は自分の感じるところでもあります。

また現中日の体たらく落合元監督は何を思っているのでしょうか。。。

 

ペンギン・ハイウェイ

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<一日一日、僕は世界について学んで、昨日の自分より偉くなる>

 

 

先週公開された「ペンギン・ハイウェイ」を名古屋109にて鑑賞してきました。

丁度20日ということもあり、20周年感謝割引なるものが適用されかなり得した気分です。

 

 

誇るつもりは無いですが、私は大変映画をよく見ると自負しています。

実際講義などそっちのけで、日々家に篭りNetflixAmazon primeを貪り観ているのですが、どうしてもMCUシリーズなどの連作や「君の名は。」や「シン・ゴジラ」などの超話題作を除いて、映画館から足が遠退きがちな今日この頃です。

 

 

そんな私が久々に上記以外、実に「夜は短し歩けよ乙女」ぶりに劇場に足を運んだ次第です。

分かる人は分かるかと思いますが、まさに原作者繋がりです。

とは言っても、森見登美彦作品は「太陽の塔」、「四畳半神話大系」、「夜は短し歩けよ乙女」、「恋文の技術」、「きつねのはなし」しか読んでいません。

森見さん原作アニメはすべてチェックしていますが。。。

なので、「ペンギン・ハイウェイ」自体読んでおらず、比較検討が不可能なので映画の感想のみになります。全くにわかものですがお許しください。

重ねて鑑賞済みの方を想定して書くので、ネタバレ多少含みます。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじとして、小学生ながら実に理論立てて(時には屁理屈も交えつつ)物事を考える主人公アオヤマ君。世界について日々学び、学んだことをノートに記録する。利口な上に、毎日努力を怠らないので、大人になった時どれほど偉くなっているか見当も付かない(本人談)。そのアオヤマ君が通う歯科医院に勤める巨乳でペンギンを生み出せる不思議なお姉さん。ある時郊外の街にペンギンが出没して、研究熱心なアオヤマ君はクラスメイトのハマモトさんやウチダ君などと共に、謎解きに奔走するひと夏のお話です。

 

 

感想として、作中でアオヤマ君は自分なりに仮設を立てて世界の謎を解明しようと奮闘し、実はお姉さんの生み出すペンギンは世界を修復する役割を持ち、草原に現われた海は、世界の歪みであったという事を突き止めるのですが、その過程の思考が余りにも突飛なものと思えてならない部分が、多々ありました。

世界の謎も存在理由の様なものは語られましたが、結局詳しいことは語られず謎のまま終わるものも多くもやもやしたものを抱えるまま終わる人も多いかと感じました。

しかし世の中不思議なことも多いですし、全てが解明されたものなどそう多くはないと思います。ひと夏の不思議な体験を通じて主人公や周りの人間の変化、成長を楽しめばひとまず作者の意図するところかと思います。

 

 

また作中のアオヤマ君と父の会話は理想の形だと思います。否定から生まれることより遥かに多くの事をアオヤマ君は学んで行くでしょう。子供の言動をいちいち否定し、夢を持つことがまるで阿呆のする事であるかの様な態度の阿呆親がしばしば散見される現代において、見習って欲しいと切実に感じました。

 

 

背景美術やBGMは大変爽やかで清涼感がありました。もっと小さな子供の頃、世界はあの様に光り輝いていた様な気がします。何か子供の頃持っていた大切なものを思い出させてくれる。そんな映画でした。

宇多田ヒカルは相変わらずの天才ぶりでした。新作アルバムもすぐ借りてしまったよ。。。

 

 

スタニスワフ・レムの「ソラリス」を意識したシーンが多くあったので、うろ覚えな「惑星ソラリス」を見直さねば。。。