ルイ=フェルディナン・セリーヌ(Louis-Ferdinand Céline)とはフランスの作家。
小説『夜の果てへの旅』で文学界に強烈な衝撃を与えた。
極端なアナーキスト的感覚や反社会的姿勢を貫き、特に戦前の政治パンフレットに展開された激烈な反ユダヤ主義や反資本主義の主張のために、戦後長らくの間亡命を余儀なくされた。
特赦により帰国を許されたが再び名声を博したのは彼の死後だった。
彼はサルトルやボーヴォワールなどにも影響を与え、彼の著作『教会』に出てくる台詞はサルトルの『嘔吐』にも引用されている。