「オアネス」とは、世界最古の文明と言われるシュメール文明の伝説に登場する双頭の神である。
二つの頭のうち上は魚の頭で、下は人間の頭になっている。
また尾ひれにあたる部分に人間の足が生えている。
言葉は人間そっくりで、日中、ペルシア湾から姿を現し、シュメール人と言葉を交わし、夜になると海に戻っていったという。
シュメールの人々は天文学の知識をはじめ様々な知識をオアネスより授けられたという。
マリ共和国のドゴン族の神話の最高神アンマが人々に文明を授けるために送り出した使者ノンモとの類似が漫画『スプリガン』で指摘されている。
